高楊枝。

お昼にお気に入りのラーメン屋さんでらあめんを食べておりました。
すると、どこかで見たことある顔のおじさんが半笑いで近寄ってきました。
12年前に辞めた会社の先輩でした。
先輩の話によると、ボクの同期達はみんな出世して所長クラスに昇進したとのこと。
ボクは10年で我慢できず逃走しました。
彼らは22年我慢して所長さんになりました。
途中かららあめんの味がわからなくなりました。
同期のヤツらと本音で話しをしてみたいです。
ボクは会社を辞めてから6つの職を渡り歩きました。
現在は上司も部下も居ない一人社長です。
先月の収入は29000円でした。
同期のヤツらは22年間おんなじ会社で働いて、年棒1000万円。
とりあえず先輩の前では努めて陽気に振舞いました。
絶対に笑顔を絶やしませんでした。必死で。
お会計のときに先輩がおごってくれようとしましたが、きっぱりお断りしました。
先輩は会社に帰ってボクのことを同期達に話しをするでしょう。
「アイツ元気そうやったで。なんか楽しそうにしとったで。」
せめてそう言って欲しいです。


ひとつの会社でもいろんな経験はできると思います。
ボクがしてきた経験はひとつところではできないものです。
同期のヤツらとは顔つきも考え方も違うはずです。良い悪いは別として。
全裸が色っぽいおじさんになりたいと思います。
こどもの頃、銭湯にそんなおじさんいましたよね。

同期の皆様。いつか一緒に楽しく飲みましょうね。


【今日の短歌】
男はマラ一本で生きていけ女は信じたマラにしがみつけ