ヴァイオレンス・カタルシス

おとぎ話です


シバいたったりました
T駅から乗り込んできた三下若僧は
昔の鶴瓶みたいな頭をしてフルボリュームのヘッドホンでスーパードライ片手に
ボクチンのお隣に大股かっぴろげてお座りになられました
そしてケータイでオトモダチにお電話をおかけになられました
そしてそしてなにが面白いのか口に含んだおビールを吹き出しちゃいました
その飛沫がボクチンのおとうちゃんのコートに降り注ぎました
丁度乗り換え駅に到着致しましたので
ボクチンは昔の鶴瓶みたいな髪の毛を鷲掴みにして引き摺り降ろさせて頂きました
しなる右手でクリーンな平手打ち
パッシーン 綺麗に入りました
駅員さんが走って来ました
鳩が豆鉄砲くらったみたいな顔をしたツルベェ君は
「スミマセンぼくが悪いんです」
と駅員さんをとりなしておりました
ボクチンは無言でヒラリと立ち去りました
暴力は気持ちイイ〜 でもやっぱりやっちゃいかんよ ゴメン
今週中に病院行かねばと強く思いました
めでたし・めでたし