変身。

75歳のドクターと2時間はなしました。
おじいちゃん先生はとても楽しそうでした。
犬の話、山の話、お互いの田舎の話、子供や孫の話、おいし食べ物の話etc。
幕切れは6人のスーツの大人たちの乱入でした。
どこぞの製薬会社の人たちのようです。
なしくずし的に商談成立せず。
「場合によっては電話するから」
お電話心よりお待ちしております。
かえりに、いつもの洋服屋さんにかお出しました。
「あんたはきたない、清潔感がない、暗い、若さがない、おもしろみがない。
そのうえがんこで、エエカッコしいで、オーラもないし、ただの貧乏臭いおじさんや。
売れるわけないやろ。モテるわけないやろ。」
あんたは神聖かまってちゃんか。うりぼうか。
まあしかしそうなんやろうな。
白髪だらけでシミだらけやもんな。
整形でもしようかなあ。
氷川きよしにしてもらうのになんぼかかるんやろ。
世界征服したらおまえら全員シバク。
ほんまに世界征服したるからな。
世界征服したら見た目なんか関係ないんじゃ。
明日から子犬のようにお客さんの足元にじゃれつこうと決心しました。